レナードの一言を熟考するのがわたしの毎日の日課となっていますが、今朝はレナードの「今ここに在ることが人の自然な状態」という声が聴こえていきて、目が覚めました。レナードはこの言葉を彼の地元のサンタクルーズから発信しているFree Web Castで先週語っていて、彼から初めて聞いた言葉ではありませんが、今朝、不意にこの言葉が聴こえて目が覚めたときは、まるで初めて聞いた言葉のように新鮮で、そして、わたしの魂の深いところまで浸透したように感じたのです。これがレナードが、彼が話していることをどのレベルで理解するかが次第に変化すると語っていたことなのだとあらためて実感すると共に、この言葉はわたしが最近、問いかけていたことへの答えなのだと思いました。

今に始まったことではありませんが、世界情勢に目を向けると、人としてどうしてそのような行動ができるのかと思うようなことが最近起っています。それは今ここに在ることから離れて、人が自然な状態ではなくなっているからなのだと、今朝、「今ここに在ることが人の自然な状態」という言葉を聴き、あらためて実感しました。先週、レナードが他に語っていたことは、この地球上に存在しているものの中で、人類だけが今ここにから不在になっている。人は人に対して、自然に対して危険な存在になっている。しかし、わたしたちには目覚める機会が手の届くところにあるということにも言及していました。人間が本来の自然な状態になっていなければ、確かに社会や世界もその状態が反映されるでしょう。

目覚めるには、今ここに在ることに根づくことだとレナードは常に語っていますが、レナードは今ここに在ることに根づくようになるプロセスを、プレゼンス・マッスルを鍛えるようなものだと、先週、語っていました。「あなたが今この瞬間に在る度に、少しづつプレゼンス・マッスルをつけることができます。そして、わたしがお伝えしている教えのステップ２と組み合わせます。つまり、あなたがどのようにして今この瞬間から引き出されるのかに対して、完全に自分自身で責任を持つということです。すると、そのプロセスを経てマインドとエゴのマスターになることができるのです」と。筋力をつけるには地道に平凡に思えることでも毎日取り組むことが大切です。その積み重ねが、やがて大きく花開きます。

プレセンス・マッスルを鍛える――それが今のこの世界情勢に対して、わたしたちひとり一人が確実にできることの一つです。人として自然な状態に在る人が確実に増えていけば、世界全体も自然な状態になるときがきっとやってくるでしょう。ご興味のある方は、このブログでもアップしていますが、レナードが勧めていたリトリートまでの過ごし方をぜひ実践してみてください。


【レナード・ジェイコブソン2015年リトリート情報】
開催期間：4月17（金）～19日（日）3日間、または20日（月）までの４日間
場所：山梨県清里清泉寮
詳細はhttp://leonardjacobson.jp/