2015年03月14日
女性誌トリニティのWEBマガジンに掲載されたレナードの記事です
女性誌トリニティのWEBマガジンに先月末に掲載されたレナードの記事パート1~3をまとめてご紹介させていただきます。お蔭様で人気記事ランキングに入りました。ありがとうございました。
<理由のない幸せや喜びを体験してみませんか>
多くの人の幸せや喜びには理由があります。たとえば好きなスイーツを食べる、何かを買う、どこかに行くというように、幸せや喜びを得るために何かをして、何かに依存しています。そのため、その何かが消えたり、去ったりしたら、当然、その幸せや喜びも終わります。そして次の何かを探し求め、そしてそれが去っていくと、また何かを探し求める――心当たりはありませんか。
ところが、何かに依存しない幸せや喜びはあるのです。しかも、身近なところに。それが今ここです。今ここに在ると、自然と内から幸せや喜びが生じてきます。これは古くからスピリチャルな教えで伝えられていることです。しかも、スピリチュアルな目覚めや悟りが起るのは今ここに在ることで、時間の軸から外れて永遠となる今だとも、語られてきました。
しかし、わたしたちの多くは今ここにいると思っても、ほんとうのところ、今ここにはいないために、なかなかぴんと来ないのではないでしょうか。たとえ気づいたとしても、具体的にどうしたら今ここにいることができるのかがわからないのではないでしょうか。わたし自身もその具体的な方法をずっと模索してきましたが、覚醒したスピリチュアル・ティーチャーのレナード・ジェイコブソンとの出会いでその具体的な方法を知り、実際に理由のない幸せや喜びを体験することができました。
レナードは世界中で30年以上に渡り、多くの人々を今ここに在ることへ、そして、スピリチュアルな目覚めへと導いています。レナードと出会ったとき、わたしは彼自身から打ち明けられました。「目覚めた人はもちろんわたし以外にもいるが、数回に渡るスピリチュアルな目覚めの体験の中で、何故だかその理由はわからないが目覚めのための具体的な方法がわたしにはっきりと明らかにされた。その明かされた鍵をわたしは伝えている」と。
<レナードの教え、今ここに在るためのステップ>
レナードはわたしたちの多くは思考するマインドの世界の過去や未来の中にいるために、今ここから不在になっていると語ります。そして、わたしたちが自分自身のマインドの個の世界から離れて、今という世界に開かれるための、レナードの教えのステップ1はただくつろいで、自分がマインドの中にいることに気づき、すでにあなたと共に今ここに存在するものにあなた自身を連れ戻すという、とてもシンプルなものです。
レナードは今ここに在るためのステップ1を次のように語ります。「完全に今ここに在ると、思考は止まりあなたのマインドは沈黙します。あなたは思考を止めようとはしていません。あなたが今ここに在るとそれはただ起こるのです。今ここに在ると思考は止まります。なぜなら、思考は常に過去や未来のことについてのことだからです。今この瞬間については考えることができません。今この瞬間について考えるためには、あなたは自分自身を今この瞬間から連れ出さなくてはなりません。したがって、あなたが完全に今ここに在る何かと共に、今ここに存在するようになるには、あなたはマインドと思考の世界の中から出てこなくてはならないのです。他に方法がありません。マインドの過去と未来の世界から、今という世界へと移行するにつれて、あなたの内側で顕著なシフトが起るでしょう。
あなたは思考を止めることはできません。それは不可能です。思考を止める努力はまさに考えるプロセスを強化することになるのです。あなたができることはゆったりくつろいで、自分がマインドの中にいることに気づき、そして、あなた自身を既にここに在る何かと共に今ここに存在するようにさせるだけなのです。あなたが今この瞬間に“それ”を観ることができるなら、“それ”を聴くことができるなら、“それ”を感じることができるなら、“それ”を味わうことができるなら、“それ”に触れることができるなら、“それ”の匂いを嗅ぐことができるなら、“それ”は今この瞬間そのものです。
“それ”はあなたがマインドで思い出したものや想像した何かではありません。したがってあなたは“それ”と共に今ここに在ることができるのです。あなたは考えて“それ”を出現させてはいません。“それ”は実際に今ここに存在しているために、あなたの思考は止まります。そして、マインドは静まり、あなたは深い内なる静けさの感覚を体験します」。
彼の言葉を読んでいるだけでも、マインドは静まり返ってきませんか。いつでもどこでも、ただこのことを実践するだけでその効果は瞬時に起ると、レナードは語ります。
しかしながら、外的な状況や内的に抑圧していることなど、様々な影響からわたしたちは今この瞬間から日頃住み慣れたマインドの世界へと戻ってしまうために、瞬時に威力を発揮するステップ1と、時間をかけてのプロセスとなるステップ2を組み合わせてレナードは教えています。ステップ1と2を組み合わせることで、徐々にマインドとエゴのマスターとなることができ、今ここに在ることを根づかせることができるというのがレナードの教えです。ステップ2は、どのようにしてわたしたちが今この瞬間から引き出されてしまうのかに、完全に自分自身で責任を持つということです。レナードは具体的に4つの障害をあげています。第一の障害は“エゴの抵抗”、第二の障害は“あなたは今まで誰になったのか”、第三の障害は“感情の抑圧”、第四の障害は“他者との絡まった糸のもつれ”です。彼の著書にも書かれていますが、レナードはワークショップやリトリートで深い洞察をもって導き、実際に多くの方々の人生の変容が起っています。
<今ここに在ると実際にどのような変化が起きるのか>
生きとし生けるものは、過去や未来の中で生きることは不可能なのに、どういう理由か人間だけが、マジックを使っているかのように、過去や未来の中にいながらにして、生きることができる。わたしたちが今ここではないところで生きることは、生命の真理からも外れたことだとレナードはよく語ります。確かに、生命の真理から外れて生きていれば、その不自然さから、精神的にも、肉体的にもストレスが生じるのは当然のことだとも言えるでしょう。
わたしたちの多くは、今まで過去や未来の中で生きてきたので、最初は今という世界から、過去や未来の世界へとすぐ戻ってしまいがちなものの、今ここに在ることの筋肉=プレゼンス・マッスルを鍛えると、今という世界に自分自身を定着させることができるようになり、深い癒しも自然と起こるとも、レナードは語っています。
それでは、今ここに在ることに根づいてくると、一体どのような変化が起るのでしょうか。レナードは次のように語ります。「わたしたちが今ここに在ることにもっと根づいてくるようになると、そのプレゼンス(実在)の質がわたしたちの人生の中に流れ込み始めます。それでは、その質とは何でしょうか。あなたが今この瞬間に在るとき、あなたは慈愛そのものです。受容そのものです。それがあなたはほんとうは誰なのかです。あなたは自分の内側から力に漲っています。あなたはあらゆるものとひとつであることに気づいて存在しています。そのような質のすべてが、あなたの人生の中に流れ込むのです。あなたの外側の世界は、あなたの内面の世界の反映そのものとして現れます。あなたの内面の世界がシフトすると、その内面の世界の反映がただ単に外側の世界に現れるのです」。
また、世の中で多くの人たちが目覚めると、自分自身だけが至福に満ちるのではなく、社会や世界にそのエネルギーが波及して世界平和に影響を与えると聖者たちも語っていますが、このことをレナードも次のように言及しています。「わたしたちひとり一人が目覚めると、集合的なレベルで人類の意識に影響を与えます。まるで光り輝く小石をひとつ、無意識の暗い池に投げるように。広がる光の波紋!」。
レナードは世界平和について次のように具体的に語っています。「地球に平和をもたらしたい、世界を変えたいと思うのであれば、あなた自身が変わらなくてはなりません。痛みや苦しみ、そして、紛争に終焉をもたらしたいのであれば、あなたの内側に隠された闇と痛みのすべてを、意識の完全な光の中に浮上させなくてはなりません。正しい、間違っているというものはありません。ただ意識的か、無意識的かしかないのです。集合的なレベルまで効果を得るには、多くの個人が二元性を超えて、一体性(ワンネス)に目覚める必要があります。これは実に効果的で世界に永続する平和をもたらす唯一の方法なのです」。
<レナードはリトリートの有効性を次のように語ります>
「今ここに在ることは、垂直にその深さの度合いのレベルが展開していくようなものです。その垂直を移動すると、マインドやストーリーの中で自分自身を見失っていない、しかしながら時間が消滅していない、あるレベルがあります。そのレベルは時間の世界に参加することが可能なレベルのプレゼンス(実在)です。この様々なレベルを、深いレベルも含めて、どのレベルで停滞することなく、どのレベルで自己同一化せずに、容易に移動することができるようにならなくてはなりません。“わたし”とはこれらすべてのレベルであり、そして、これらすべてのレベルを超えているのです」と、レナードは語っています。
今ここに在ることのプレゼンス・マッスルを鍛え続けることによって、最初は慣れなくても、次第に深みが増して、日常生活で機能できるプレゼンスのレベルから、時間が消滅するプレゼンスのレベルまで、スムースに移行できるようになる。それがまさにプレゼンス・マッスルを鍛えることで可能になるのでしょう。
プレゼンス・マッスルを鍛えるには、リトリートに参加することは最も効果的な方法だとレナードは語っています。そして、日本でもレナードのパワフルなリトリートにご参加になれるグッド・ニュースです。レナードは4月に来日して、山梨県清里の豊かな自然の中でリトリートを開催します。
レナードはリトリートについて次のように語っています。「宿泊して自然豊かな環境で集中してワークを行うこのリトリートは、過去の痛みと制限から、そして、将来の不安から自分自身を解放する準備が整った皆さんのためのものです。自分自身がほんとうに誰であるのかを、つまり、この地上にいる真の目的を発見する準備が整った皆さんのためのものです。また、最大限の可能性を生きることを望む皆さんのためのものです。リトリートの間は、静寂が続くでしょう。質疑応答の時間がたっぷりあるでしょう。また、過去にあなたを足止めさせているものは何でも、今この瞬間にさらに完全に開かれることを邪魔するものは何でも、癒して解放する機会があるでしょう。リトリートは愛と恩寵と深い思いやりと共感と叡智に溢れています。今ここに在り、グループ内で起こるワンネスの体験を分かち合うことは人生の変容です」。
レナードが放つ今ここに在る、プレゼンスのエネルギー・フィールドの中で、マインドとハートを開いて、彼が語る言葉をただ聴いているだけでも、思考が静まり、理由もない喜びに溢れます。また、彼のパワフルなワークに導かれて過去が解き放たれると、在りのままの自分自身でいることの自由を体験するでしょう。何もしなくても、ただ歓喜が内面から溢れてくるのです。まさに理由のない幸せと喜びの体験です。また、今ここに在ることの体験によって、自分自身が普段生きていたのは、今という世界ではなかったことを知るでしょう。
今回で日本でのレナードによるリトリートの開催は4回目となりますが、今までリトリートにご参加された皆さまから多くの感動の声をいただきました。お寄せいただいたご感想のほんの一部をここにご紹介します。
「全く存じ上げないレナードさんでしたが、レナードさんの深い愛に触れ、再び私の心の師に巡り合えたことに感謝の気持ちでいっぱいです」。
「マインドではない、言葉にできないような深い部分がほどけていった。そして解放された感覚がありました。ほんとうに来て良かった!ありがとうございます。」
「静かな環境で自分自身を見つめ直すきっかけをつくることができました。他の参加者のセッションを共有することで、自分の中にも似たような経験があることに気が付きました。非常にわかりやすいと思います。また参加したいと思います」。
「リトリートの参加を重ねるごとにプレゼンスが深まっているのを感じます。今回は、自分の辛い所にばかり目を向けていたのが、本当の自分は愛そのもの、慈愛、平安ということに意識が向くようになりました。リトリートが終わった今は幸せに満ちている感じです。あきらめずにツーステップを続けてよかったです。日常に戻っても今ここに在るものに戻り、意識的に気楽に生きていきます!」。
「新しい感動をありがとうございました!参加者の方々の理解の深さにうなりましたし、自らに向かい合う準備が整いつつある方々のセッションに緊張と高揚を覚えました。そうそう!向かい合うワークで自分の中から「くやしい~」って言葉が涙と一緒に出てきてワォ~って思いました。その後のリラックスもすごかった。リトリート最後のハグではなぜか込み上げて泣いているし、、、不思議な体験と変化に思考が飛びました。そうして正直で勇気のある方々に、愛おしい気持ちでいっぱいになりました。人って、みな愛おしい存在なんですね~次回も参加させていただきたいなぁと思います。素晴らしいリトリートに乾杯!」。
「自分にとっては大変意味の持つ日になりました。完全なる調和のなかで自分を含めた全ての地球上の人や物や生命に対して、深い思いやりやいたわりをもって生きる素晴らしさを実感しています。今までは自分自身はどうなっても 周りの為だけに頑張っていましたが、今回で慈愛も生まれ深まりプレゼンスの持つ意味がよくわかったように思います。今は180°人生が変わりこれからもっと想像のつかない人生が始まっていると思うとわくわくします」。
【レナード・ジェイコブソン2015年来日情報】
リトリート開催期間:4月17(金)~19日(日)3日間、または20日(月)までの4日間 場所:山梨県清里清泉寮
※清泉寮のご厚意とご協力を得て、追加募集が可能になりました!お部屋が少なくなってきましたので、お早めにお申込みください。
※詳細・お問い合わせ・お申込みはレナード・ジェイコブソン・ジャパン http://leonardjacobson.jp/
【レナード・ジェイコブソン】
オーストラリア、メルボルン生まれ。1969年メルボルン大学卒業後、法律学位を取得。1979年まで弁護士として活躍。1981年から数回に渡る神秘的な目覚めの体験があり、その覚醒の体験が人生、真実、そして現実に対する彼の認識を大きく変え、深淵で普遍的な「意識」の神秘が彼に開かれた。以来、25年以上に渡ってアメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、中国など各地でワークショップやリトリートを開催し、目覚めの道を歩む人たちのサポートを行っている。現在、アメリカ、サンタクルーズ在住。NPOコンシャス・リビングを主宰。日本語版の著書は『JOURNEY INTO NOW「今この瞬間」への旅』、『WORDS FROM SILENCE 沈黙からの言葉』、『EMBRACING THE PRESENT この瞬間を抱きしめる』がある。
<理由のない幸せや喜びを体験してみませんか>
多くの人の幸せや喜びには理由があります。たとえば好きなスイーツを食べる、何かを買う、どこかに行くというように、幸せや喜びを得るために何かをして、何かに依存しています。そのため、その何かが消えたり、去ったりしたら、当然、その幸せや喜びも終わります。そして次の何かを探し求め、そしてそれが去っていくと、また何かを探し求める――心当たりはありませんか。
ところが、何かに依存しない幸せや喜びはあるのです。しかも、身近なところに。それが今ここです。今ここに在ると、自然と内から幸せや喜びが生じてきます。これは古くからスピリチャルな教えで伝えられていることです。しかも、スピリチュアルな目覚めや悟りが起るのは今ここに在ることで、時間の軸から外れて永遠となる今だとも、語られてきました。
しかし、わたしたちの多くは今ここにいると思っても、ほんとうのところ、今ここにはいないために、なかなかぴんと来ないのではないでしょうか。たとえ気づいたとしても、具体的にどうしたら今ここにいることができるのかがわからないのではないでしょうか。わたし自身もその具体的な方法をずっと模索してきましたが、覚醒したスピリチュアル・ティーチャーのレナード・ジェイコブソンとの出会いでその具体的な方法を知り、実際に理由のない幸せや喜びを体験することができました。
レナードは世界中で30年以上に渡り、多くの人々を今ここに在ることへ、そして、スピリチュアルな目覚めへと導いています。レナードと出会ったとき、わたしは彼自身から打ち明けられました。「目覚めた人はもちろんわたし以外にもいるが、数回に渡るスピリチュアルな目覚めの体験の中で、何故だかその理由はわからないが目覚めのための具体的な方法がわたしにはっきりと明らかにされた。その明かされた鍵をわたしは伝えている」と。
<レナードの教え、今ここに在るためのステップ>
レナードはわたしたちの多くは思考するマインドの世界の過去や未来の中にいるために、今ここから不在になっていると語ります。そして、わたしたちが自分自身のマインドの個の世界から離れて、今という世界に開かれるための、レナードの教えのステップ1はただくつろいで、自分がマインドの中にいることに気づき、すでにあなたと共に今ここに存在するものにあなた自身を連れ戻すという、とてもシンプルなものです。
レナードは今ここに在るためのステップ1を次のように語ります。「完全に今ここに在ると、思考は止まりあなたのマインドは沈黙します。あなたは思考を止めようとはしていません。あなたが今ここに在るとそれはただ起こるのです。今ここに在ると思考は止まります。なぜなら、思考は常に過去や未来のことについてのことだからです。今この瞬間については考えることができません。今この瞬間について考えるためには、あなたは自分自身を今この瞬間から連れ出さなくてはなりません。したがって、あなたが完全に今ここに在る何かと共に、今ここに存在するようになるには、あなたはマインドと思考の世界の中から出てこなくてはならないのです。他に方法がありません。マインドの過去と未来の世界から、今という世界へと移行するにつれて、あなたの内側で顕著なシフトが起るでしょう。
あなたは思考を止めることはできません。それは不可能です。思考を止める努力はまさに考えるプロセスを強化することになるのです。あなたができることはゆったりくつろいで、自分がマインドの中にいることに気づき、そして、あなた自身を既にここに在る何かと共に今ここに存在するようにさせるだけなのです。あなたが今この瞬間に“それ”を観ることができるなら、“それ”を聴くことができるなら、“それ”を感じることができるなら、“それ”を味わうことができるなら、“それ”に触れることができるなら、“それ”の匂いを嗅ぐことができるなら、“それ”は今この瞬間そのものです。
“それ”はあなたがマインドで思い出したものや想像した何かではありません。したがってあなたは“それ”と共に今ここに在ることができるのです。あなたは考えて“それ”を出現させてはいません。“それ”は実際に今ここに存在しているために、あなたの思考は止まります。そして、マインドは静まり、あなたは深い内なる静けさの感覚を体験します」。
彼の言葉を読んでいるだけでも、マインドは静まり返ってきませんか。いつでもどこでも、ただこのことを実践するだけでその効果は瞬時に起ると、レナードは語ります。
しかしながら、外的な状況や内的に抑圧していることなど、様々な影響からわたしたちは今この瞬間から日頃住み慣れたマインドの世界へと戻ってしまうために、瞬時に威力を発揮するステップ1と、時間をかけてのプロセスとなるステップ2を組み合わせてレナードは教えています。ステップ1と2を組み合わせることで、徐々にマインドとエゴのマスターとなることができ、今ここに在ることを根づかせることができるというのがレナードの教えです。ステップ2は、どのようにしてわたしたちが今この瞬間から引き出されてしまうのかに、完全に自分自身で責任を持つということです。レナードは具体的に4つの障害をあげています。第一の障害は“エゴの抵抗”、第二の障害は“あなたは今まで誰になったのか”、第三の障害は“感情の抑圧”、第四の障害は“他者との絡まった糸のもつれ”です。彼の著書にも書かれていますが、レナードはワークショップやリトリートで深い洞察をもって導き、実際に多くの方々の人生の変容が起っています。
<今ここに在ると実際にどのような変化が起きるのか>
生きとし生けるものは、過去や未来の中で生きることは不可能なのに、どういう理由か人間だけが、マジックを使っているかのように、過去や未来の中にいながらにして、生きることができる。わたしたちが今ここではないところで生きることは、生命の真理からも外れたことだとレナードはよく語ります。確かに、生命の真理から外れて生きていれば、その不自然さから、精神的にも、肉体的にもストレスが生じるのは当然のことだとも言えるでしょう。
わたしたちの多くは、今まで過去や未来の中で生きてきたので、最初は今という世界から、過去や未来の世界へとすぐ戻ってしまいがちなものの、今ここに在ることの筋肉=プレゼンス・マッスルを鍛えると、今という世界に自分自身を定着させることができるようになり、深い癒しも自然と起こるとも、レナードは語っています。
それでは、今ここに在ることに根づいてくると、一体どのような変化が起るのでしょうか。レナードは次のように語ります。「わたしたちが今ここに在ることにもっと根づいてくるようになると、そのプレゼンス(実在)の質がわたしたちの人生の中に流れ込み始めます。それでは、その質とは何でしょうか。あなたが今この瞬間に在るとき、あなたは慈愛そのものです。受容そのものです。それがあなたはほんとうは誰なのかです。あなたは自分の内側から力に漲っています。あなたはあらゆるものとひとつであることに気づいて存在しています。そのような質のすべてが、あなたの人生の中に流れ込むのです。あなたの外側の世界は、あなたの内面の世界の反映そのものとして現れます。あなたの内面の世界がシフトすると、その内面の世界の反映がただ単に外側の世界に現れるのです」。
また、世の中で多くの人たちが目覚めると、自分自身だけが至福に満ちるのではなく、社会や世界にそのエネルギーが波及して世界平和に影響を与えると聖者たちも語っていますが、このことをレナードも次のように言及しています。「わたしたちひとり一人が目覚めると、集合的なレベルで人類の意識に影響を与えます。まるで光り輝く小石をひとつ、無意識の暗い池に投げるように。広がる光の波紋!」。
レナードは世界平和について次のように具体的に語っています。「地球に平和をもたらしたい、世界を変えたいと思うのであれば、あなた自身が変わらなくてはなりません。痛みや苦しみ、そして、紛争に終焉をもたらしたいのであれば、あなたの内側に隠された闇と痛みのすべてを、意識の完全な光の中に浮上させなくてはなりません。正しい、間違っているというものはありません。ただ意識的か、無意識的かしかないのです。集合的なレベルまで効果を得るには、多くの個人が二元性を超えて、一体性(ワンネス)に目覚める必要があります。これは実に効果的で世界に永続する平和をもたらす唯一の方法なのです」。
<レナードはリトリートの有効性を次のように語ります>
「今ここに在ることは、垂直にその深さの度合いのレベルが展開していくようなものです。その垂直を移動すると、マインドやストーリーの中で自分自身を見失っていない、しかしながら時間が消滅していない、あるレベルがあります。そのレベルは時間の世界に参加することが可能なレベルのプレゼンス(実在)です。この様々なレベルを、深いレベルも含めて、どのレベルで停滞することなく、どのレベルで自己同一化せずに、容易に移動することができるようにならなくてはなりません。“わたし”とはこれらすべてのレベルであり、そして、これらすべてのレベルを超えているのです」と、レナードは語っています。
今ここに在ることのプレゼンス・マッスルを鍛え続けることによって、最初は慣れなくても、次第に深みが増して、日常生活で機能できるプレゼンスのレベルから、時間が消滅するプレゼンスのレベルまで、スムースに移行できるようになる。それがまさにプレゼンス・マッスルを鍛えることで可能になるのでしょう。
プレゼンス・マッスルを鍛えるには、リトリートに参加することは最も効果的な方法だとレナードは語っています。そして、日本でもレナードのパワフルなリトリートにご参加になれるグッド・ニュースです。レナードは4月に来日して、山梨県清里の豊かな自然の中でリトリートを開催します。
レナードはリトリートについて次のように語っています。「宿泊して自然豊かな環境で集中してワークを行うこのリトリートは、過去の痛みと制限から、そして、将来の不安から自分自身を解放する準備が整った皆さんのためのものです。自分自身がほんとうに誰であるのかを、つまり、この地上にいる真の目的を発見する準備が整った皆さんのためのものです。また、最大限の可能性を生きることを望む皆さんのためのものです。リトリートの間は、静寂が続くでしょう。質疑応答の時間がたっぷりあるでしょう。また、過去にあなたを足止めさせているものは何でも、今この瞬間にさらに完全に開かれることを邪魔するものは何でも、癒して解放する機会があるでしょう。リトリートは愛と恩寵と深い思いやりと共感と叡智に溢れています。今ここに在り、グループ内で起こるワンネスの体験を分かち合うことは人生の変容です」。
レナードが放つ今ここに在る、プレゼンスのエネルギー・フィールドの中で、マインドとハートを開いて、彼が語る言葉をただ聴いているだけでも、思考が静まり、理由もない喜びに溢れます。また、彼のパワフルなワークに導かれて過去が解き放たれると、在りのままの自分自身でいることの自由を体験するでしょう。何もしなくても、ただ歓喜が内面から溢れてくるのです。まさに理由のない幸せと喜びの体験です。また、今ここに在ることの体験によって、自分自身が普段生きていたのは、今という世界ではなかったことを知るでしょう。
今回で日本でのレナードによるリトリートの開催は4回目となりますが、今までリトリートにご参加された皆さまから多くの感動の声をいただきました。お寄せいただいたご感想のほんの一部をここにご紹介します。
「全く存じ上げないレナードさんでしたが、レナードさんの深い愛に触れ、再び私の心の師に巡り合えたことに感謝の気持ちでいっぱいです」。
「マインドではない、言葉にできないような深い部分がほどけていった。そして解放された感覚がありました。ほんとうに来て良かった!ありがとうございます。」
「静かな環境で自分自身を見つめ直すきっかけをつくることができました。他の参加者のセッションを共有することで、自分の中にも似たような経験があることに気が付きました。非常にわかりやすいと思います。また参加したいと思います」。
「リトリートの参加を重ねるごとにプレゼンスが深まっているのを感じます。今回は、自分の辛い所にばかり目を向けていたのが、本当の自分は愛そのもの、慈愛、平安ということに意識が向くようになりました。リトリートが終わった今は幸せに満ちている感じです。あきらめずにツーステップを続けてよかったです。日常に戻っても今ここに在るものに戻り、意識的に気楽に生きていきます!」。
「新しい感動をありがとうございました!参加者の方々の理解の深さにうなりましたし、自らに向かい合う準備が整いつつある方々のセッションに緊張と高揚を覚えました。そうそう!向かい合うワークで自分の中から「くやしい~」って言葉が涙と一緒に出てきてワォ~って思いました。その後のリラックスもすごかった。リトリート最後のハグではなぜか込み上げて泣いているし、、、不思議な体験と変化に思考が飛びました。そうして正直で勇気のある方々に、愛おしい気持ちでいっぱいになりました。人って、みな愛おしい存在なんですね~次回も参加させていただきたいなぁと思います。素晴らしいリトリートに乾杯!」。
「自分にとっては大変意味の持つ日になりました。完全なる調和のなかで自分を含めた全ての地球上の人や物や生命に対して、深い思いやりやいたわりをもって生きる素晴らしさを実感しています。今までは自分自身はどうなっても 周りの為だけに頑張っていましたが、今回で慈愛も生まれ深まりプレゼンスの持つ意味がよくわかったように思います。今は180°人生が変わりこれからもっと想像のつかない人生が始まっていると思うとわくわくします」。
【レナード・ジェイコブソン2015年来日情報】
リトリート開催期間:4月17(金)~19日(日)3日間、または20日(月)までの4日間 場所:山梨県清里清泉寮
※清泉寮のご厚意とご協力を得て、追加募集が可能になりました!お部屋が少なくなってきましたので、お早めにお申込みください。
※詳細・お問い合わせ・お申込みはレナード・ジェイコブソン・ジャパン http://leonardjacobson.jp/
【レナード・ジェイコブソン】
オーストラリア、メルボルン生まれ。1969年メルボルン大学卒業後、法律学位を取得。1979年まで弁護士として活躍。1981年から数回に渡る神秘的な目覚めの体験があり、その覚醒の体験が人生、真実、そして現実に対する彼の認識を大きく変え、深淵で普遍的な「意識」の神秘が彼に開かれた。以来、25年以上に渡ってアメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、中国など各地でワークショップやリトリートを開催し、目覚めの道を歩む人たちのサポートを行っている。現在、アメリカ、サンタクルーズ在住。NPOコンシャス・リビングを主宰。日本語版の著書は『JOURNEY INTO NOW「今この瞬間」への旅』、『WORDS FROM SILENCE 沈黙からの言葉』、『EMBRACING THE PRESENT この瞬間を抱きしめる』がある。