レナード・ジェイコブソン2015春清里リトリートにご参加いただきまして、ありがとうございました。お蔭様でほんとうに素晴らしいリトリートとなりました。毎回、回数を重ねる度にリトリートは深く素晴らしいものとなっていきますが、今回のリトリートは想像もしていなかったことも展開して、レナード自身もリトリートでは何が起こるかわからないと驚いていたほど、感慨深いものとなりました。家族での正直な分かち合いの末の解放、なかなか手放すことができなかったストーリーを手放したときの解放。。。皆さまの今まで誰になっていたのかの、そのご自分を曝け出す勇気と、コミットメントと、深い愛に心から感謝いたします。

レナードはリトリートが終了した翌朝、日本の皆さまと再びお目にかかることを楽しみにして無事、日本を発ちました。彼の瞳が少し寂しげだったのは、わたしや皆さまの気持ちを彼の鏡が映し出していたからかもしれません。次回のレナードの来日のスケジュールは調整中です。レナードの次回の来日をどうかお楽しみに！







レナードが清泉寮を去るとき・・・





  

中国でリトリートを終えたばかりなのに、まったく疲れも見えず、逆に驚くほど元気にレナードは無事日本に到着しました。到着口から現れたレナードを見て、わたしは彼との再会の嬉しさのあまり、思わず足をばたばたさせて全身で喜んでいたことを、レナードがわたしと同じ仕草ををして大きな笑顔を見せてくれたときに気づきました。些細なことですが、彼はわたしたちの鏡なのだと実感しました。

中国で2回のリトリートを終えたばかりで来日という、彼にとってハードスケジュールとなったのですが、あまりにも疲れが見えないとわたしが驚いていると、レナードはこれが実在（プレゼンス）の効果の生きた証拠だと言って、笑っていました。

元気なレナードを迎えて、これでリトリートの準備が整いました。きっと素晴らしいリトリートになるでしょう。
  

今朝、朝の祈りを捧げたときに、昨年春の清泉寮でのリトリートでレナードが祈ったときのパワフルさをふと思い出しました。過去のリトリートやワークショップには忘れない場面がたくさんありますが、そのうちの一つが、昨年春の清泉寮でのリトリートで、レナードが個人的な祈りを皆さんに分かち合ったときのことです。滅多に個人的な祈りを分かち合うことはないけれどと前置きして、レナードが深い実在（プレゼンス）の状態でマスター方に呼びかけて祈ったとき、その瞬時に彼が呼びかけたマスター方の恩寵が降り注いてきたのを感じました。会場が途轍もない愛と光と祝福に満ち、わたしもその恩寵に包まれて、感謝と至福の涙が溢れてきました。会場からは何人かすすり泣きをされている声も聞こえてきました。ほんとうの祈りとは、実在（プレゼンス）からだと、レナードは語っていますが、このときにそれがどういう意味なのかを思い知りました。

リトリートが終わってから、レナードにそのときわたしが感じたこと話すと、彼は何も語らずにただにっこり笑ってウィンクしました。そのときにああ、まだわたしはレナードの深みをほんとうに知らないのだと察知しました。以前、アメリカ人のレナードの生徒さんから、日本の皆さんは、動画で観るとレナードに深いリスペクトがあって、そのリスペクトがアメリカよりも深いように見えるから、もしかしてレナードの深い側面をもっと引き出しているんじゃないか、レナードの日本での様子を聞かせてほしいと、訊ねられたことがあります。アメリカではリトリートは16年間以上続いていますが、もしかしてまだどの国でも、レナードの深みを知りきっていないのかもしれません。

レナードも語っていますが、彼の深みを引き出すのは、まさにわたしたちです。今回で４回目のリトリート。彼の深みがどこまで引きだされるのでしょうか。今からとても楽しみです。


　
写真：今回もリトリート会場となる清泉寮の新館ホール。レナードが自然との調和に満ちているホールだと、とても気に入っている素敵な会場です。
  

昨日の東京は霙まじりの、４月にしては珍しいお天気でしたが、今朝は眩い朝日で目覚め、どんよりとしたお天気の後だけに朝日の有難さを感じる一日の始まりとなりました。清々しい朝日が射しこんで来ると、掃除したばかりなのに、部屋の床に埃がくっきり浮かび上がっているのが観えました。光が射す前は、埃がまったく見えずに、埃があることにすら気づかずにいました。

スピリチュアルな教えでは、自分が成長して光が増してくると、その光は必然的に闇をくっきりと浮かび上がらせると言われていますが、朝日にくっきり浮かび上がった床の上の埃を観たとき、ああ、これがこのことなのかとはっと気づきました。そして、それ以来、光で埃がくっきり浮かび上がっているのに気づいたら、埃が浮かび上がってそれに気づいたことに感謝して、まさにレナードのワークの、埃が自分が持っていたものだと認めて、受け容れて、打ち明けるようにして掃除をしています。これがレナードが言う、無意識の石をすべてひっくりかえすことだと思いながら。

レナードのステップ１は瞬時にして起こるけれど、２ステップはある程度時間がかかるプロセスだと語っていることを思い出して。そして、途中に休憩を入れて、周りの風景を楽しむのを忘れないように、そして、時に苦しむ自分を観て笑うユーモアを持つようにして。そうしていると、今まで開けていなかった、新しい風景が開ける瞬間がやって来て、そして、それも過ぎて、また新しい風景が観えてきてと、これはまさに地道な登山のような道だと実感しています。

  

レナードの来日がいよいよ来週となりました。毎回異なるレナードのリトリート。今回はどのようなリトリートになるか、わたし自身も楽しみでなりません。リトリートの開催の準備を進めたときから、わたし自身のリトリートは始まっています。開催の準備を進めると共に、リトリートに関わると、レナードがいつも言う、無意識の石をすべてひっくり返すプロセスがさらに起り、その度にまたひっくりかえす石が出てきたと、半ば苦笑しつつ、レナードの２ステップのワークをしながら準備を進めています。

レナードもリトリートに申し込みをした時点で既にリトリートは始まっていると語っていますが、ご参加される皆さんもこのことを実感されるようで、リトリートの参加にコミットした時点で、まるでリトリートが始まっているようなことが起るというお声も耳にするようになりました。または、リトリートに参加するかどうかという迷いや恐れも出てきたり、コミットメントが試されることが起ったりと、皆さんひとり一人がリトリート前から、リトリートが起っていて、リトリートは様々なものを浮上させてくれるようです。

浮上してきたものと正面から向かい合って道を進む姿は、とても美しくて観ていて胸が打たれます。困難なことが起ったとき、わたしはレナードからのアドバイス通り、自分の動機や思わくをチェックするようにしていますが、リトリート開催の準備でチャレンジなことに直面したとき、何でわたしはリトリートを開催しようとしているのかと自分に問いかけます。すると、リトリートで目にした皆さんひとり一人の、自分が今まで誰になっていたのかと取り組む美しさが浮かんできます。ひとり一人が皆、とても輝いていて、この輝きに出会えて、仕えさせていただく機会をいただいたことに感謝に溢れて、気づくと進んでいくエネルギーに漲っています。

正直になるには少しばかり勇気が必要ですが、わたしはレナードと一緒にいると、彼はわたしのエゴを見通していて、でも、レナードはそれに対して判断や批判せずに、その在るがままをただ受け容れてくれるので、わたしのエゴは抵抗せずに、容易に正直になります。このことがリトリート中に、皆さんにも起っているのでしょう。

レナードの「あなたの神への贈りものは正直さです。神からあなたへの贈りものは真理です」という言葉はわたしの好きな彼の言葉の一つです。自分が今まで誰になっていたのかに正直になったとき、わたしでも美しいと感動するほどなのだから、神様はその美しさに感動して、真理という恩寵をくださるのかもしれません。リトリートに毎回、恩寵が溢れる理由の一つは、皆さんの正直さが神様の恩寵を引き起こしているように思えるほどです。リトリート中はその美しさに感動しつつ、そして、道を歩む仲間に出会えた喜びでいっぱいになります。
もう直ぐお目にかかれることを心から楽しみにしつつ、気を引き締めて皆さまをお迎えする準備を進めています。


【レナード・ジェイコブソン清里リトリート2015春】
清里リトリートの申し込み受付は締切ましたが、清泉寮のご厚意によって、追加募集をさせていただくことが可能になりました。詳細はhttp://leonardjacobson.jp/　をご覧ください。※お部屋の残りが少なくなっておりますので、ご希望の方はお早目にお申込みください。
  

清泉寮のご厚意とご協力をいただき、リトリートの追加募集が可能となりました！
全館ほぼ満室に近いために、お部屋に限りがあります。
ご希望の方はどうぞお早目にお申込みください。

【レナード・ジェイコブソン2015年リトリート】
開催期間：4月17（金）～19日（日）3日間、または20日（月）までの４日間 場所：山梨県清里清泉寮
お申込み・お問い合わせはhttp://leonardjacobson.jp/