レナードの来日がいよいよ来週となりました。毎回異なるレナードのリトリート。今回はどのようなリトリートになるか、わたし自身も楽しみでなりません。リトリートの開催の準備を進めたときから、わたし自身のリトリートは始まっています。開催の準備を進めると共に、リトリートに関わると、レナードがいつも言う、無意識の石をすべてひっくり返すプロセスがさらに起り、その度にまたひっくりかえす石が出てきたと、半ば苦笑しつつ、レナードの２ステップのワークをしながら準備を進めています。

レナードもリトリートに申し込みをした時点で既にリトリートは始まっていると語っていますが、ご参加される皆さんもこのことを実感されるようで、リトリートの参加にコミットした時点で、まるでリトリートが始まっているようなことが起るというお声も耳にするようになりました。または、リトリートに参加するかどうかという迷いや恐れも出てきたり、コミットメントが試されることが起ったりと、皆さんひとり一人がリトリート前から、リトリートが起っていて、リトリートは様々なものを浮上させてくれるようです。

浮上してきたものと正面から向かい合って道を進む姿は、とても美しくて観ていて胸が打たれます。困難なことが起ったとき、わたしはレナードからのアドバイス通り、自分の動機や思わくをチェックするようにしていますが、リトリート開催の準備でチャレンジなことに直面したとき、何でわたしはリトリートを開催しようとしているのかと自分に問いかけます。すると、リトリートで目にした皆さんひとり一人の、自分が今まで誰になっていたのかと取り組む美しさが浮かんできます。ひとり一人が皆、とても輝いていて、この輝きに出会えて、仕えさせていただく機会をいただいたことに感謝に溢れて、気づくと進んでいくエネルギーに漲っています。

正直になるには少しばかり勇気が必要ですが、わたしはレナードと一緒にいると、彼はわたしのエゴを見通していて、でも、レナードはそれに対して判断や批判せずに、その在るがままをただ受け容れてくれるので、わたしのエゴは抵抗せずに、容易に正直になります。このことがリトリート中に、皆さんにも起っているのでしょう。

レナードの「あなたの神への贈りものは正直さです。神からあなたへの贈りものは真理です」という言葉はわたしの好きな彼の言葉の一つです。自分が今まで誰になっていたのかに正直になったとき、わたしでも美しいと感動するほどなのだから、神様はその美しさに感動して、真理という恩寵をくださるのかもしれません。リトリートに毎回、恩寵が溢れる理由の一つは、皆さんの正直さが神様の恩寵を引き起こしているように思えるほどです。リトリート中はその美しさに感動しつつ、そして、道を歩む仲間に出会えた喜びでいっぱいになります。
もう直ぐお目にかかれることを心から楽しみにしつつ、気を引き締めて皆さまをお迎えする準備を進めています。


【レナード・ジェイコブソン清里リトリート2015春】
清里リトリートの申し込み受付は締切ましたが、清泉寮のご厚意によって、追加募集をさせていただくことが可能になりました。詳細はhttp://leonardjacobson.jp/　をご覧ください。※お部屋の残りが少なくなっておりますので、ご希望の方はお早目にお申込みください。