レナードのワークショップから早くも一週間が経ちました。ご参加された皆様、いかがお過ごしでしょうか。
この一週間、たくさんの方からのシェアをいただきありがとうございます。今、レナードに伝えるべくまとめております。
今回ご参加できなかった方、また、レナードの読者の方々とも、ワークショップをもっと詳しくシェアしたいのはやまやまなのですが、レナードが最初に参加者の皆さんに提案した、この場で皆さんがご質問されたことやステージでおっしゃたことは部屋以外では分かち合わないという約束にリスペクトして、このブログではレナードが語った言葉やわたしの個人的な感想に留めております。また、今回も録音をご遠慮させていただいておりましたとおり、ここでのシェアはレナードの指示がでておりませんので、わたしの記憶の程度にさせていただいております。
あらためて、ワークショップで、日本人という気質を乗り越えて、ご自分のエゴをカミングアウトさせ、グループ全体にとってためになる質問をしてくださった皆様、そして、その質問を自分の質問だと真摯に受け取って、共に存在してくださっていた皆様に心からの御礼を申し上げます。レナードが今、中国でワークショップとリトリートに大陸横断の移動をしつつ臨んでいますので、その後に彼のシェアがあるかもしれません。ワークショップの最中は水も飲まずにしゃべり続けていたレナードを思うと、この5週間は長距離の移動もあるので、皆様のためとは思っても彼にリクエストを出すのはどうも憚られ、皆様のご理解に深く感謝するばかりです。
ワークショップから一週間があっという間に過ぎ、静かに流れるときの中で、わたしの個人的な体験としては、自分が何者でもないという感覚が強まって来ました。魂はそれぞれの人生でのパーソナリティーや集合の記憶の残滓の感覚を微かに保ちつつ、それが魂の錯覚の原因のひとつともなって、長い壮大な魂の旅の最中にあるということつくづく感じております。
過去生の記憶がふと朧気に蘇ってきた体験もありましたが、そこから何か強いメッセージがない限り、その記憶を追う必要性が感じられませんでした。深いワンネスにあれば、魂のレベルでのつながりが浮上してくるのはごく自然なことなのだと。そして、マインドは何かを追い求める性質があるという知識のレベルでの理解が細胞のレベルでの理解になったような感じです。今、この瞬間にあるものに目を向けると、より多くのものがもたらされ、そして、もっと多くの何かをと追い求めたときに、自分がマインドの世界にいることを認識できる俯瞰的視点が、この一週間を経てさらに強さを増して来ました。
ただ、プロセスや道はそれぞれのです。他人との比較ではなく、自分の旅のプロセスを愛おしさとリスペクトをもって楽しむと、肩の力も抜けてきます。
ワークショップでの体験が強烈で、なかなかご自分だとあれほどの実在の状態になれないというお声もいただきました。わたしもそのような体験をしたことがあります。体験したワンネスが強烈だと、ああ、また、あの体験がしたいと。でも、その考えているのはマインドやエゴです。レナードも言っているように、それがエゴやマインドが実在に在ることをさせないように仕掛ける精妙なトリックです。そういうとき、わたしは『Journey Into Now「今この瞬間」への旅』にある言葉を思い出すようにしています。
「この瞬間に存在することは、一瞬一瞬、過去に死ぬことです」 レナード・ジェイコブソン
そして、レナードがワークショップでも強調していたように、わたしたちは実際は何も所有することはできないのです。目覚めの体験さえもです。
また、レナードが著書の中で”架空のゴムバンド”の話を語っているように、目覚めの初期のステージではほとんどの人が深遠な至福の体験をしても、ゴムバンドがまだ緩んでいないので、すぐにいつもの家のマインドの世界に強く引き戻されてしまいます。しかし、実在の滞在時間が長くなってると、そのゴムバンドが緩んできます。
どうかくつろいで、この週末、実在を楽しまれてください。
目覚めの道を歩む仲間が確実に増えていることに感謝をこめて。
PS
レナードのフェイス・ブックの一言は基本的にウィークデイの配信となっています。