パワースポットを訪れるときに

今西礼子

2008年10月28日 20:53

夕方、東京で散歩していたとき、高齢の男性が沈む夕日に向かって
両手を合わせて拝み礼をする光景にめぐり合った。
住宅地の合間にぽつんとある菜園に沈む夕日。
東京でも、こうして心から自然に感謝する人がいることを知ってとてもうれしくなった。
アメリカ、ニューメキシコ州にある、ネイティヴ・アメリカンの居留区のひとつテスーケ村では、
祈りを捧げないと太陽が昇らないと信じて、
今でも毎朝祈りを捧げていると、地元の友人から聞いた。
こういう気持ちが地球にとっては癒しになり、自然とのコミュニケーションが起こる。


よくセドナなどのパワースポットについて聞かれる。
多いのは、どうしたらその場に行ってエネルギーをもらえるか、自然の”声”が聞こえるかとか・・・。
そういうとき、わたしが答えるのが、”もらおうとすると逆に得られず、感じにくくもなる”ということ。
自然の美しさやわたしたちに与えてくれている恩恵に感謝して、空になったとき何かが起こることが多い。


セドナでガイドをしている人に取材したとき、彼もこのように語っていた。
感謝の気持ちにあふれている人はハートがオープンだからエネルギーをより受け取りやすい。
セドナのヴォルテックスに来ればパワーをもらえる、不思議な体験ができると期待して
自分が期待するものが得られない場合は、怒ってゴミを捨てていく人もいる。


感謝の気持ちは、自然とつながるキーワード。
身近な自然も感謝の気持ちをもつと、コミュニケーションが起こる。
そして、その感謝の気持ちが自分と地球をつなぎ、自然への癒しになる。


セドナなどのパワースポットを訪れる準備のリストに、
感謝の気持ちをリストアップするのを忘れずに!




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