自然界やお互いを真に気づかうには
「ワンネスの認識と実在を通してのみ、わたしたちは真に自然界とお互いに敬意をもって、気づかうことができるのです」レナード・ジェイコブソン
セドナの大地にたたずんで、ワンネスを体験したとき、自分自身と自然界がつながっていることを体験を通して認識しました。パワースポットとは、目覚めるという意識をわたしたちに芽生えさせてくれるところ、目覚めの意識を人類に喚起させるために神様がくださった宝ではないかとわたしは思っています。セドナでする瞑想は、母なる大地から漲る強いパワーで普段よりも深くなり、自然が手をさしのべてくれてることをいつも実感します。本当の自分とのつながり、自然界や地球とのつながりを回復できる場所が地球上にはあることにいつも驚かされ、そして、ただ大地や自然への感謝の気持ちに涙が溢れます。
レナードを日本の皆様にご紹介することの本当のはじまりとなったのは、セドナでのワンネスの体験です。『Journry Into Now「今この瞬間」への旅』の最後の章で、レナードは自分の一連の目覚めの体験の一部を語っていますが、彼自身も日本語版の注釈で語っているように、彼の目覚めは、そのほとんどがパワースポットで起こっています。
一番最初のレナードとの出会いは、5年程前、親しい共通の友人とランチをご一緒したときです。そのとき、わたしは偶然、オーストラリアのバイロンベイから戻ってきたばかりで、そこはレナードは数年住んでたところだと知って、会話が弾みました。バイロンベイには美しい灯台があるのですが、そこはレナードが好きな場所で、そのあたりの海岸をよく散歩していたそうです。『Journry Into Now「今この瞬間」への旅』で、バイロンベイの町のカフェでお茶をしたというくだりを読んだとき、きっとあのカフェのことではないかなと、あの町に想いを巡らせました。また、レナードは数年間、セドナにも住んでいたということも知り、彼と最初に出会ったときの会話の中心は、バイロンベイやセドナのことでした。
今日のレナードの一言はわたしたちは、逆説的にいうと、マインドの世界にいるときのわたしたちは、真に自然界のこともお互いのことも敬意をもって気づかえないとも言えるのではないかと思いました。多くの人々がマインドの世界に住む現代は、自然界やお互いを傷つけあうことが絶えず、悲しい現状を目の当たりにすることばかりです。状況に嘆き、相手が変化するのを待つのではなく、まずは自分がマインドの世界にいないことを選択して、実在とワンネスの認識から行動することが近道で、それが実は現実的な解決策なのだと、今日のレナードの一言は、わたしにとってそのことをまた自覚させるメッセージとなりました。いつも、真理を端的な言葉で表現してくれるレナードに感謝をこめて。
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