マインドの癖が出てきたら・・・
「実在の状態を厳密に識別するのは沈黙です。あなたがここに在るものと共に真に存在するときは、あなたのマインドは沈黙しています」 レナード・ジェイコブソン
マインドがそれ自体のストーリーを作り上げて、マインド自身を一生懸命正当化して、それが満たされるまで独り言を言い続けているのが、わたしにとって以前は当たり前のことでした。そのマインドの思考やストーリーが自分だと思い込んでいたのです。しかし、それが自分自身ではないこと理解してから、以前のマインドの癖が出たら、その都度、マインドの居ずまいを正すようにしています。頭の中でおしゃべりがはじまったら、実在に戻ることを習慣付けるようにして、そのような状態で言葉を発しないようにすると、コミュニケーションも上手くいくようになりました。そして、公害を自分から発しないことが、わたしたちが自然界や他者に貢献できる最大のことなのです。このような状態だと、自分のエネルギーも満ちてくることに気付きました。
マインドが沈黙して実在の状態から話す言葉には深みがあり、それはハートからの言葉となり、そのような言葉は相手のハートにまで届いて、豊かな時を共有することができることを実感しています。そして、自分自身のハートも知らないうちに、さらに開いてくるのです。多くの人がマインドから会話をしている状態ですが、まずは、自分からハートで話すようにすると、変化が確実に起こりはじめます。自分が実在に在るのか、マインドにいるのか識別できることが、まずはその第一歩となると、このレナードの言葉をリマンダーとして活用しています。