目覚めの旅のプロセス

今西礼子

2011年09月03日 12:05

『目覚めは勇者となる旅である。それはいつも心地がいいというわけではない。あらゆるレベルでのあなたに遭遇することである。無意識に埋めこまれていた、あなた自身の側面をすべて意識の中に明らかにすることである。「隠されていたものはすべて明かされるだろう」と、キリストが語ったように』 レナード・ジェイコブソン



無意識に埋めこめられてものは隠しているようでも隠しきれないと、レナードは語っていました。
自分でも気づかないところで、多かれ少なかれ現れていると。
そして、キリストが語るように、いつかはすべては明かされる。。。。
では、わたしたちはそれぞれ、どのような選択をするのでしょうか。

ところが、ここで心地がよくないと感じるのは、わたしたちのエゴなのです。
エゴは批判されていると感じると、それはもう必死になって抵抗します。
真のわたしたち自身はまったく反応することはありません。
けれども、自分の中に覆われたものをずっと抱えていても、
それはどこかで不調和をきたし、結果的には心地のいいものではありません。
いずれにしても、目覚めるまでは、実は本当に心地がいい状態ではないというのは、まるでコメディのようです。
そうであれば、無意識に埋め込まれているものを思いつめるのではなく、
レナードが言っているように愛と思いやりをもって受け容れて、目覚めの道のプロセスを楽しむと効果的です。

わたしのエゴがわたしを守ろうと思ってしたことは実はいつもどこかに抜けがあって、以前、それをよくよく見つめたとき、まるでコメディ映画を観ているように微笑ましく、また、可笑しくなったことがあります。エゴはとてもシリアスだったのでその気持ちに感謝しつつ、俯瞰で見つめると、エゴは批判を感じなかったのか、あまり抵抗しませんでした。以来、様々なプロセス、また、様々なペースがあると実感しています。


週末、どうか台風にお気をつけてください。